2012年11月24日 晴れ

小湊鉄道 PENTAX67U+smc-PENTAX 67 90mm F2.8 E100VS 上総久保駅

 11月の後半はひたすら房総半島に籠った。晴れた日は早起きしアクアラインを快走し朝のキハ30の定期運用を追いかけていた。しかし大体は朝の運用が終わるとそのままキハ30は入庫。夕方ラッシュまで出てこない。その為とっとと帰るのも勿体ない為大体小湊に転戦して帰っていた。その帰り道に毎回チェックしていたのが上総久保のイチョウの紅葉具合、色付くととても綺麗な黄色になる。前回富士山バックで撮影した後見るともう少しで撮りごろ、あとは出撃のチャンスを今か今かと狙っていた。そして仕事の休憩時間に小湊鉄道のFacebookのページを見てみると真っ黄色に染まったイチョウの写真が出ているではないか!幸い天気は午後から晴れそうだ。仕事を定時で上がり直帰。車に機材を詰め込みアクアラインを渡った。
 早速現地に着いてみると同じ考えの鉄ちゃん達で駅周辺はごった返していた。が、やけに人の数が多い。しかもよく見ると近くには観光バスも停まっている。しかも鉄ちゃんに交じって雑誌やTVで見覚えのある姿が…あぁ!鉄道写真家の中井先生ではないか!どうやら中井先生主催の撮影ツアーの一団が撮影に来ていたみたいである。それならこの人だかりにも納得である。自分も集団に交じりサイド気味にバケペンをセット。フィルムは秋の夕方の光線と紅葉の色を出すために冷蔵庫で眠っていたE100VSを装填。列車の到着を待つ。踏切が鳴り現れた列車が現れた瞬間無数のシャッター音が響く。自分もそれに共鳴するかのようにハンドドライブで何発か切る。手ごたえバッチシ。列車が過ぎ去った後は一同満足げな顔をして撤収していった。自分もそのまま撤収、久留里線沿いに車を走らせていると正面からキハ30の2連がトコトコとやってきた。どうやら旧キハ引退1週間前になって遂にやってくれたらしい。残り引退までの日々の撮影対象がこいつに決まったのは言うまでもない。

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