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| 関東では桜前線が過ぎ去り桜のシーズンは北関東、東北へと移った。今年はみやぎ・ふくしま花回廊号で国鉄色485が東北本線で走るため船岡城址俯瞰で一目千本桜と共に撮ろうかと思うも天候不順&仕事で出撃できず「今年の船岡城址は無理かなぁ」と思っていた矢先、ウヤ情を読むとED75＋12系の団臨が東北本線で走るということ。これは撮るしかない！ ということで会社は自主休業して宮城の地を目指した。 本運転の25日、新幹線で宮城入り。眩しいくらいの晴天の下意気揚々と船岡の桜バックに向かった。いい天気の中東北の知り合いの鉄ちゃん達と駅弁を食べつつ花見をしながら電車を待つ。「この天気ならもうV確実ッスねー！」なんて言っていたがその後なんとなんとまさかのゲリラ曇の大群が太陽を遮りそのままずっとドン曇り。そして通過時には露出ゼロで大撃沈。しかも明日の天気は雨予報。「これはもう勝てないなから明日の朝の新幹線で帰ろうかな」と肩をおとしながらその日は仙台二郎を食べKスタで野球観戦して1泊した。 朝起きてみると予想通りの雨、これは駄目だなと諦めていたがせっかく来たんだからということで適当に船岡城址公園に行ってみる事にした。ケーブルカーで山頂に登り既にできてるゲバ林を横目に下を見ると一目千本桜が一望でき素晴らしい光景だった。しかしよく見るとちらほらと一部明るいところがある事に気付く。そう日差しが差しているのである。これはもしかしたら勝てるかもしれない！？ということでダメ元でセッティングし列車を待つことにした。雲と太陽の動きにドキドキハラハラしながら待ち続けいよいよ本番。接近無線が鳴りさぁ本番。遠くに列車が見えてきたその時、今日一番の晴れ間が現れた。「このまま晴れててくれ！」その場にいた誰しもが思っただろう。その刹那、桜並木の横を赤い機関車と青い客車が通過していった。 |
