2013年2月25日 晴れのち曇り

                                '13.2.25 京阪本線 大和田 (Canon EOS-1Ds MarkV+EF300mmF2.8L IS USM) 

 「○○撮るぞ!××で撮るぞ!!」と言いながら結局撮らないことを先人は「撮る撮る詐欺」と名付けたとか名付け無かったとか。そんな撮る撮る詐欺を個人的にやってしまっていた路線こそ京阪である。去年の夏にテレビカ―こと旧3000系の引退が発表、京阪のHPでは運用までしっかりと公開され沿線には毎日多くのカメラマンが訪れていたらしい。個人的にもお気に入りの車両で一回は撮っておきたかったので行こうと計画を立てようとすると急に研修、残業が入ったり天気予報が悪くなったりと全く行けていなかった。しかし、ようやく引退まで1カ月を切ってる2月の終わりに遂に行くチャンスができた。天気も良さそうだし時期的に今回がおそらくラストチャンスである。今回は撮る撮る詐欺で終わらせない。仕事を定時で上がり普通電車を乗り継ぎ京都を目指した。
 ネカフェで一夜を明かした後、夜明け前にネカフェを出発。とりあえず有名所を攻めようということでまずはお手軽な大和田駅先を目指した。多くの撮影者がいると思ったが予想以上に少なく3番乗り。立ち位置を決め、今回がデビュー戦となる先日に某フ○ヤカメラで気合いの現金一括購入した新たなる宝刀サンニッパをセッティング。背景にある邪魔なマンションを完全に排除した構図で構える。そして通過時間、朝日を浴びて黄金色に光りながら旧3000系が滑り込んできたがシャッターを切った後に背面モニターを見て絶叫。なんと0.5秒切り遅れて架線柱の影がお顔にドボン…。次の特急でリベンジ決定である。2時間待って2回戦目。しかし今度はゲリラ雲が太陽の周りをウロウロしている。毎度ながらヒヤヒヤであるがなんとか晴れてファインダー内に列車が飛び込んできた。切り位置集中で一発切り!引退まで半年でようやく納得のいくカットを手にすることができた。なお通過後すぐに曇ったのは日頃の行いがいいからであろう。サンキュー太陽!

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